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住宅ローン借り換えの失敗例|0.9%を放置して175万円損しかけた話

住宅ローン 借り換えの 失敗例
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  • 住宅ローンを借り換えると、本当にお得になるの?
  • 手数料を含めても、借り換えるメリットはある?
  • 今の住宅ローンをそのまま返し続けても大丈夫?
むつごろー

私は2021〜22年に積水ハウスで二世帯住宅を建てました。当時は住宅ローンを比較せず、提携していた金融機関で契約しました。

契約した住宅ローンは、変動金利0.9%。当時はの存在も知らず、自分の金利が高いのかどうかを約4年間、一度も調べていませんでした。

結論からいうと、私が一番後悔しているのは、住宅ローンを何も見直さず、約4年間そのままにしていたことです。

2025年12月にで診断したところ、「最大175万円減らせる」という結果が表示されました。

175万円は診断画面に表示された削減見込み額であり、確定した金額ではありません。実際の借り換え効果は、審査結果や諸費用などによって異なります。

この記事では、私の体験をもとに、住宅ローン借り換えの失敗例6つと、借り換えを判断するときの確認ポイントを解説します。

ぴよ

借り換えるかどうかを決める前に、まずは現在の住宅ローンの条件を確認してみましょう!

この記事をチェックした人

この記事のお金・税金・制度に関する内容は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士のほのかさんが確認しています。

2級ファイナンシャル・プランニング技能士の合格証書(ほのかさん)
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この記事を書いた人
むつごろー

<プロフィール>

✔ 積水ハウスで完全分離型二世帯住宅(71坪)を建てた現役施主・入居5年目

✔ チーフアーキテクトとの家づくり実体験を120記事以上で発信

✔ 積水ハウス紹介実績38名(2026年10月現在)/不動産専門Webライター

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目次

一番の後悔は、住宅ローンを約4年間見直さなかったこと

一番の後悔は、住宅ローンを約4年間見直さなかったこと

私が後悔しているのは、借り換えなかったこと自体ではなく、自分の住宅ローンが今のままでよいのか、約4年間確認しなかったことです。

住宅ローンの借り換えには、手数料や審査などの注意点があります。一方で、現在の金利や借り換えの可能性を確認しなければ、見直す機会を逃してしまうかもしれません。

ここでは、0.9%の住宅ローンを契約した経緯と、約4年後に確認した診断結果を紹介します。

ハウスメーカー提携ローンの0.9%を疑わずに契約した2021年

2021年、ハウスメーカーから案内された提携ローンで、案内された金融機関の変動金利0.9%を他社と比較せずに契約しました。

契約した住宅ローンの条件
  • 金利:変動金利0.9%
  • 借入額:3,000万円
  • 返済期間:35年
  • 毎月の返済額:約83,295円

金利0.9%が35年間変わらない前提で計算すると、総返済額は約3,498万円です。

当時は間取りや外壁、キッチンなど決めることが多く、住宅ローンまで頭が回りませんでした。「ハウスメーカーの提携なら、条件も悪くないはず」と思い、他行と比較しなかったのです。

提携ローンは、書類のやりとりを担当さんが間に入ってくれるので、手続きがラクでした。当時はそのまま契約することに疑問を感じていませんでした。

むつごろー

家づくりで忙しくても、住宅ローンは他行と比較しておけばよかったです。

2025年12月の診断で「最大175万円減らせる」と出た

契約から約4年後の2025年12月、で借り換え診断をしました。すると、「最大175万円減らせる」という結果が表示されました。

診断にかかった時間は10分ほどで、私の場合、営業電話はかかってきませんでした。

結果を見たときの正直な感想は、「4年も放置していた自分にがっかりした」の一言です。それまで、自分の金利が高いかもしれないと考えたこともありませんでした。

むつごろー

もっと早く確認しておけばよかった、というのが本音です。

「最大175万円」は診断上の試算であり、実際に減らせる額は借入条件や審査結果、諸費用などによって異なります。必ず175万円得するという意味ではありません。

モゲチェックの評判や口コミについては、モゲチェックの評判・口コミの記事で詳しく紹介しています。

診断結果の上位5件を公開|0.48%〜0.64%

の診断では、5件の候補が金利の低い順に表示されました。診断結果は以下の通りです。

順位金利総返済額毎月返済額
1位0.48%3,108万円80,534円
2位0.59%3,162万円81,933円
3位0.59%3,162万円81,933円
4位0.625%──
5位0.64%─82,575円

※4位と5位の総返済額は画面の記録が残っていないため空欄にしています。事務手数料は、5件とも「借入額×2.2%(税込)」でした。

契約中の0.9%と、もっとも低かった0.48%では、金利に0.42ポイントの差がありました。ただし、診断結果を見るときには注意したい点もあります。

  • 表示された金利で必ず借りられるわけではない
  • 地元の地方銀行は候補に表示されなかった

診断結果はあくまで候補のため、実際の適用金利や諸費用、審査結果などを確認したうえで比較することが大切です。

ぴよ

まずは現在の住宅ローンと比較できる候補を知るきっかけとして活用できますよ。

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住宅ローン借り換えでよくある失敗例6つ

住宅ローン借り換えでよくある失敗例6つ

住宅ローンの借り換えでは、金利だけでなく諸費用や返済期間など、確認しておきたいポイントがあります。

金利が下がっても、条件によっては思ったほどメリットが出なかったり、借り換え前より不利になったりするケースもあります。

借り換えでよくある失敗例は、次の6つです。

失敗例① 諸費用で得が消えた

借り換えには諸費用がかかるため、金利が下がっても思ったほどメリットが出ないことがあります。

主な諸費用は、事務手数料・保証料・登記費用・印紙代などです。

実際にの診断で表示された5件は、いずれも事務手数料が「借入額×2.2%(税込)」となっていました。

【事務手数料の目安】

たとえば、3,000万円を借り換える場合は、以下の手数料がかかります。

3,000万円 × 2.2% = 66万円

さらに、登記費用や印紙代などがかかる場合もあります。

金利が下がっても諸費用が大きければ、借り換えによるメリットが小さくなる可能性があります。

対策
  • 金利だけでなく、諸費用を含めた借り換え後の総支払額で比較する。
  • 諸費用を現金で支払うのか、借入額に含めるのかも確認しておく。

失敗例② 返済期間を延ばして総返済額が増えた

毎月の返済額を下げるために返済期間を延ばすと、金利が下がっても総返済額が増えることがあります。

借り換えでは、「毎月の返済額」と「総返済額」の両方を確認することが大切です。返済期間を延ばせば毎月の負担を抑えられる可能性がありますが、その分利息を支払う期間も長くなります。

比較項目期間を変えない期間を延ばす
毎月の返済額金利差によって変わる下がる可能性がある
総返済額金利と諸費用を含めて確認増える場合がある
確認すること同じ残り期間で比較する延長後の完済時期も確認する

なお、借り換え時に返済期間を延ばせるかどうかは金融機関によって異なります。三菱UFJ銀行では、借入期間の上限を現在のローンの残存期間などで定めています。

むつごろー

毎月の返済額が下がるかだけでなく、完済までにいくら支払うのかも確認しておきましょう。

対策
  • 借り換え前後は、同じ残り期間で総支払額を比較する。
  • 期間を延ばす場合は、完済時期も確認する

失敗例③ 希望する団信に入れなかった

借り換えでは団信も新たに加入手続きをするため、保障内容が変わったり、希望する団信に加入できなかったりすることがあります。

団信は、契約者に万一のことがあったときに、保険金で住宅ローンの残高が返済される仕組みです。借り換えでは現在の団信が終了し、新しい金融機関で加入手続きを行います。

このとき、健康状態が契約時から変わっていると、希望する団信に加入できない可能性があります。団信への加入が融資条件となっている場合は、借り換えにも影響します。

一方で、がん団信や三大疾病保障など、借り換えによって保障を手厚くできるケースもあります。

団信を比較するときは、保障範囲だけでなく、疾病保障の条件や上乗せ金利も確認しましょう。なお、フラット35借換融資など、団信への加入が必須ではない商品もあります。

対策
  • 金利だけでなく、現在と借り換え後の団信の保障内容・適用条件・上乗せ金利を比較する。
  • 健康状態に不安がある場合は、ワイド団信などの選択肢も確認する。

失敗例④ 住宅ローン控除の対象外になった

借り換え後も一定の要件を満たせば住宅ローン控除を継続できますが、借り換え方によっては対象外になることがあります。

国税庁によると、借り換え後も住宅ローン控除を受けるには、主に次の要件を満たす必要があります。

住宅ローン控除を継続する主な要件
  • 新しい住宅ローンが、もとの住宅ローンを返済するためのものである
  • 新しい住宅ローンの返済期間が10年以上あるなど、住宅ローン控除の要件を満たしている

参考:国税庁 タックスアンサーNo.1233

特に注意したいのが、返済期間と借り換え額です。

【住宅ローン控除の注意点】

  • 返済期間
    借り換え後の返済期間が10年未満になるなど、要件を満たさなくなると控除を受けられない場合がある
  • 借り換え額
    諸費用などを上乗せして直前のローン残高を上回ると、年末残高の全額が控除対象にならない場合がある
  • 繰上返済
    繰上返済によって返済期間が10年未満になると、その年以後は控除を受けられなくなる場合がある

参考:国税庁「住宅借入金等特別控除の対象となる住宅ローン等」

適用される控除率や控除期間などは、入居時期や住宅の条件によって異なります。判断に迷う場合は、税務署や税理士などに確認しましょう。

対策

借り換えや繰上返済をする前に、控除の対象となる残高・返済期間・残りの控除期間を確認する。

失敗例⑤ 残債と残り期間が少なく効果が出なかった

残債が少ない場合や残り期間が短い場合は、諸費用を含めると借り換えの効果が出にくいことがあります。

金利が下がっても、残債や残り期間が少なければ、今後減らせる利息も限られます。そのため、金利差だけを見て借り換えを判断するのはおすすめできません。

借り換え前後を比較するときは、次の項目を確認しましょう。

借り換え前後で比較する項目
  • 現在のローン残高
  • 残りの返済期間
  • 適用金利
  • 今後の総返済額
  • 借り換えにかかる諸費用

これらを同じ時点・条件で比較することが大切です。金融機関のシミュレーターなどを使うと、自分の条件に合わせて確認できます。

対策

現在の残高・残り期間・適用金利を確認し、諸費用を含む今後の総支払額を比較する。

失敗例⑥ 審査に落ちて借り換えできなかった

借り換えではあらためて審査が行われ、承認されなければ借り換えはできません。

審査基準は金融機関によって異なります。新規借入時から年齢や収入、勤続年数、ほかの借入状況などが変わっていれば、希望する条件で借り換えられない場合があります。

審査に影響する可能性がある項目
  • 転職直後で勤続年数が短い
  • 収入が契約時より減った
  • 自動車ローンやカードの借入が増えた
  • クレジットカードの支払いに延滞がある
  • 年齢が上がり、完済時年齢が金融機関の上限に近い

ただし、審査基準は金融機関によって異なり、詳細は公表されていません。当てはまる項目がある場合は、申し込む前に今の状況を整理しておきましょう。

また、仮審査に通っても、本審査で承認されるとは限りません。実際に仮審査に通ったあと、本審査で落ちた体験談は以下の記事で紹介しています。

同じ銀行での住宅ローン借り換えは原則できない

同じ銀行での住宅ローン借り換えは原則できない

同じ銀行で住宅ローンを借り換えることは原則できません。

ただし、現在の銀行に金利引き下げの相談をしたり、金利タイプを変更したりできる場合があります。他行へ借り換える前に、現在の銀行で対応できることがないか確認してみましょう。

同じ銀行での「借り換え」は原則できない

借り換えは「別の銀行で新しく借りて、今の銀行に一括返済する」仕組みなので、同じ銀行では原則できません。

大手銀行のFAQでも、同行から同行への住宅ローンの借り換えはできないと説明されています。

ただし、今の銀行のまま金利を下げたり、金利タイプを変更したりできる場合があります。

金利引き下げ交渉・金利タイプ変更なら同じ銀行でできることがある

借り換えをしなくても、現在の銀行に金利引き下げを相談できる場合があります。

金利を引き下げてもらえるかどうかは、金融機関の判断です。他行の金利や借り換え診断の結果があれば、現在の条件と比較しながら相談できます。

変動金利から固定金利へ変更するなど、同じ金融機関内で金利タイプを変更できる商品もあります。ただし、変更手数料や適用金利などの条件は金融機関によって異なります。

実際に金利引き下げを相談した結果

私もの診断後、現在の銀行に金利の引き下げを相談しました。

提案されたのは、「金利を0.1%引き下げる代わりに、別の契約を追加する」という条件でした。条件まで含めて考えると、私にはメリットが少ないと判断して見送りました。

また、わが家は二世帯住宅のローンで、借り換えのやりとりが一般的な住宅ローンより煩雑だったため、現在はいったん借り換えを保留にしています。

借り換えを決める前に、現在の銀行で金利の引き下げや金利タイプの変更ができないか確認してみるのも選択肢です。

金利相談は借り換え前・一括返済は借り換え先の審査後に行う

現在の銀行への金利相談と、一括返済の手続きでは、連絡するタイミングが異なります。

金利の引き下げ相談は、借り換えを決める前でも可能です。一方、一括返済は、借り換え先の審査や手続きの流れを確認してから進めます。

元の銀行へ連絡するタイミング
  • 金利の引き下げ相談
    借り換えを決める前でも相談できる
  • 一括返済の手続き
    借り換え先の審査結果や案内を確認してから進める

私は借り換えの本審査まで進んでいないため、一括返済を申し出た際に、現在の銀行から金利の引き下げなどを提案される「引き止め」は経験していません。

ただし、金利を相談した段階で条件つきの0.1%引き下げを提案されました。

現在の銀行から金利の引き下げなどを提案された場合は、借り換え先の条件と比較して判断しましょう。

借り換えるなら変動金利と固定金利のどちらを選ぶ?(2026年)

借り換えるなら変動金利と固定金利のどちらを選ぶ?(2026年)

変動金利と固定金利は、金利の低さだけでなく、金利上昇時の返済額を家計で負担できるかも考えて選ぶことが大切です。

現在の金利だけでなく、返済額が増えた場合の家計や、教育費・住宅修繕費など今後の支出も踏まえて検討しましょう。金利や商品条件は変わるため、借り換えを検討する時点で金融機関の公式サイトを確認してください。

日銀の利上げと住宅ローン金利の関係については、日銀の利上げと住宅ローン金利の記事で詳しく解説しています。

変動金利と固定金利を選ぶときの判断基準

変動金利と固定金利を選ぶときは、返済負担率だけでなく、金利上昇後の返済額や手元資金、完済時期まで確認します。

フラット35では、年収に占める年間返済額の割合である「総返済負担率」を、年収400万円未満は30%以下、400万円以上は35%以下としています。

ただし、これは融資を受けるための基準であり、「無理なく返せる目安」ではありません。「手取りの◯%以下なら変動金利でも安心」といった一律の目安はなく、家族構成や今後の支出によって無理なく返済できる金額は異なります。

住宅金融支援機構の2026年1月調査では、実際に住宅ローンを利用した人の返済負担率は、15%超〜20%以内が26.2%で最多でした。

そのため、変動金利を選ぶ場合は、現在の返済負担率だけでなく、金利が上がった場合にも家計を維持できるかを確認することが大切です。

判断軸変動金利を検討しやすい人固定金利を検討しやすい人
家計の余裕教育費や生活費を圧迫せず返済できる返済額の増加で家計に影響が出やすい
金利上昇への余力返済額の増加に対応できる返済額の増加を避けたい
完済時期返済中の収入を見通しやすい退職後も返済が続く
考え方金利変動に対応できる返済額を固定したい

住宅金融支援機構の2025年の調査では、借り換え後の金利タイプは、変動型57.9%・固定期間選択型35.4%・全期間固定型6.8%でした。

変動型へ借り換えた理由では「金利が低くなるから」が42.4%で最多です。一方、固定期間選択型・全期間固定型では、「今後の金利上昇や返済額の増加が不安になったから」が最多でした。

ただし、多く選ばれている金利タイプが、自分の家計にも合うとは限りません。

むつごろー

教育費や住宅の修繕費、老後資金など、今後必要になるお金を確保できるかも含めて検討しましょう。

変動金利を選ぶ場合は、現在の残高と残り期間をもとに、金利が上昇した場合の返済額もシミュレーションしておくと判断しやすくなります。

変動金利の5年ルール・125%ルールの注意点

5年ルール・125%ルールは返済額の急増を抑える仕組みですが、金利上昇による負担そのものがなくなるわけではありません。

このルールは、変動金利の元利均等返済で採用されている場合があります。すべての住宅ローンに共通するものではありません。

【5年ルール・125%ルールとは?】

  • 5年ルール
    金利が上がっても、毎月の返済額は5年間変わらない
  • 125%ルール
    5年後に返済額を見直す際も、前回の返済額の125%が上限

参考:三菱UFJ銀行

たとえば、毎月8万円を返済している場合、見直し後の返済額は最大10万円です。ただし、毎月の返済額が変わらなくても、返済の中身は変わります。

金利が上がると返済額に占める利息の割合が増え、元金の減り方が遅くなります。さらに、毎月支払うべき利息が返済額を上回ると、差額が「未払利息」として残り、元金に充てられる金額はゼロになります。

状況毎月の返済額起こること
金利上昇前8万円元金と利息を返済
金利上昇後8万円のまま利息が増え、元金が減りにくくなる
返済額の見直し後上限10万円未払利息が残る場合がある

未払利息は、その後に金利が下がったり、返済額が増えたりすることで解消される場合もあります。一方、解消されなければ返済終了時まで残る可能性もあるため注意が必要です。

また、5年ルール・125%ルールの有無は、金融機関や返済方法によって異なります。たとえば三菱UFJ銀行では、変動金利の元利均等返済には適用されますが、元金均等返済には適用されません。

借り換えを検討するときは、金利だけでなく、返済額の見直し方法も商品説明書などで確認しておきましょう。毎月の返済額が変わっていなくても、元金がどのくらい減っているか確認することが大切です。

全期間の金利が1%違うと返済額はいくら変わる?

借入3,000万円・35年では、全期間の金利が1%違うと、毎月の返済額に約1万5,000円の差が出るケースがあります。

以下は、「借入3,000万円・返済期間35年・元利均等返済・ボーナス返済なし・金利は全期間一定」の条件で試算した一例です。

金利毎月返済額総返済額利息の合計
0.5%77,876円3,271万円271万円
1.0%84,686円3,557万円557万円
1.5%91,855円3,858万円858万円
2.0%99,379円4,174万円1,174万円

【金利が1%違う場合の差】

  • 1.0%→2.0%:毎月+14,693円、総返済額+617万円
  • 0.5%→1.5%:毎月+13,979円、総返済額+587万円

上の表は、借入当初から完済まで同じ金利が続く前提です。

返済途中で金利が上がった場合は、現在の残高や残り期間、返済額の見直しルールによって結果が変わります。そのため、金利が1%上がったら、今の返済額が約1万5,000円増えるという意味ではありません。

返済中の住宅ローンへの影響を確認するときは、現在の残高・残り期間・金利などを使ってシミュレーションしましょう。

借り換えで損しないための判断ステップ

借り換えで損しないための判断ステップ

借り換えを判断するときは、「現在の条件を確認する→借り換え先を探す→総支払額を比較する」の順に進めます。

借り換えだけでなく、現在のまま返す場合や繰上返済をする場合も比較すると、自分に合う方法を選びやすくなります。

STEP1:現在のローン条件を確認する

最初に、現在のローンの金利・残高・残り期間・毎月の返済額を確認します。

返済予定表や金融機関の会員ページなどで、次の項目を確認しましょう。

  • 現在の適用金利と毎月の返済額
  • 現在のローン残高
  • 残りの返済期間と完済時の年齢

あわせて、今後返済に回せる金額も確認しておきましょう。

条件を確認したら、現在のまま返す・借り換える・一部繰上返済をするという3つの方法を比べます。

繰上返済や借り換えの諸費用に手元資金を使いすぎると、教育費や住宅の修繕費、老後資金が不足する可能性があります。今後必要になるお金を残したうえで、返済に回せる金額を考えることが大切です。

ぴよ

住宅金融支援機構のシミュレーションでは、将来のライフイベントを含む資金計画も確認できます。

頭金や貯蓄の考え方は、家を建てるのに必要な貯金額の記事で解説しています。

STEP2:借り換え先の条件を確認する

現在の金利が高いかどうかを判断するために、ほかの金融機関の条件を確認します。

私もで診断するまで、契約中の0.9%が高いのか安いのか判断できていませんでした。実際に2025年12月に診断したところ、5件の候補が表示されました。そのうち、1位と5位の結果がこちらです。

診断結果1位5位
金利0.48%0.64%
毎月返済額80,534円82,575円
総返済額3,108万円※記録なし
事務手数料借入額×2.2%(税込)借入額×2.2%(税込)

※2025年12月のモゲチェック診断画面に表示された結果です。実際の適用金利や借入条件は、審査結果などによって異なります。

契約中の0.9%に対して、診断では0.48%〜0.64%の候補が表示され、ほかの金融機関と金利差があることを初めて確認できました。

ただし、診断結果に表示された金融機関だけが、借り換え先のすべてではありません。診断では、地元の地方銀行は候補に表示されませんでした。

借り換え先を探すときは、診断サービスだけでなく、現在の銀行や地域の金融機関も含めて、次の条件を確認しましょう。

借り換え先で確認するポイント
  • 適用金利
  • 事務手数料・保証料・登記費用など
  • 団信の保障内容・上乗せ金利
  • 返済期間
  • 金利タイプや返済額の見直しルール

STEP3:諸費用を含めた今後の総支払額を比較する

借り換えで得するかどうかは、金利だけでなく、諸費用を含めた今後の総支払額で判断します。

比較するときは、同じ基準日時点の残高と残り期間を使うことが大切です。

わが家の契約当初は「3,000万円・35年・0.9%」でしたが、で診断したのは約4年後です。そのため、契約当初の総返済額と診断結果の総返済額をそのまま比較することはできません。

比較項目現在のローン借り換え案
基準日同じ日にそろえる同じ日にそろえる
残高・残り期間現在の残高と残り期間同じ残高・期間を基本に試算
今後の支払額今後支払う元利金借り換え後の元利金
新たにかかる費用原則なし事務手数料・登記費用など
その他現在の団信・住宅ローン控除団信・住宅ローン控除への影響

もう1つ確認したいのが、借り換えにかかる諸費用を、毎月の返済額の差で回収するまでの期間です。

簡易的な目安として、次の計算で確認できます。

諸費用 ÷ 毎月の返済額の差 ÷ 12 = 回収までの年数

たとえば、諸費用が76万円、借り換えによって毎月の返済額が5,000円下がる場合は、以下の結果になります。

76万円 ÷ 5,000円 ÷ 12 ≒ 12.7年

この場合、単純計算では諸費用を毎月の返済額の差で回収するまでに約12年8か月かかります。

ただし、この計算はあくまで簡易的な目安です。返済期間や金利条件が変わる場合や、毎月の返済額の差が一定でない場合は、この計算だけで借り換えのメリットを判断できません。

むつごろー

最終的には、諸費用を含めた今後の総支払額で比較しましょう。

住宅ローンをもっと早く見直せばよかったと思う3つのこと

住宅ローンをもっと早く見直せばよかったと思う3つのこと

住宅ローンを振り返って、もっと早く確認しておけばよかったと感じたことは3つあります。

ここでは、実際に住宅ローンを見直して感じたことを紹介します。

提携ローンの金利を一度も疑わなかった

一番の後悔は、提携ローンなら条件も悪くないだろうと思い、他行と比較しなかったことです。

私が利用したハウスメーカーの提携ローンは、書類のやりとりを担当さんが間に入ってくれたため、手続きは楽でした。

提携ローンには、手続きしやすいというメリットがあります。ただし、提携しているからといって、自分にとって最も合う条件とは限りません。

むつごろー

「提携しているから大丈夫」と思い込まず、契約前に他行とも比較しておけばよかったと感じています。

「面倒くさい」で約4年間先送りした

2つ目の後悔は、契約から診断まで約4年間、住宅ローンを見直さなかったことです。

先送りした理由を振り返ると、3つあります。

  • 打ち合わせで疲れ切っていて、ローンまで考える気力がなかった
  • 借り換えの手続きが面倒そうだった
  • 「一度組んだローンは変えられない」と何となく思っていた

二世帯住宅のローンは関係者や書類が多く、借り換えのやりとりが煩雑だったことも、先送りした理由の1つです。

ただ、実際に借り換えるかどうかを決める前に、診断で候補や金利を確認することはできました。

診断したうえで「今は借り換えない」と判断することもできます。

むつごろー

まずは現在の住宅ローンと、借り換え先の候補を比較してみることが大切です。

地元の銀行が候補に出ないことを知らなかった

3つ目の後悔は、診断サービスだけですべての金融機関を比較できると思っていたことです。

実際に診断したところ、地元の地方銀行は候補に表示されませんでした。

そのため、診断結果だけですべての選択肢を比較できるわけではありません。地元の銀行など、表示されなかった金融機関の条件は別に確認する必要があります。

診断サービスは、借り換え先の候補や金利をまとめて確認するのに便利です。ただし、表示された候補だけで判断せず、必要に応じてほかの金融機関の条件も確認しましょう。

住宅ローン借り換えのよくある質問

住宅ローンの借り換えについてよくある質問をまとめました。

住宅ローンの借り換えは何年目からできますか?

借り換えができる時期は、金融機関や商品によって異なります。

一定期間の返済実績が必要な場合もあるため、まずは利用したい金融機関の条件を確認しましょう。

また、借り換えができても、諸費用を含めるとメリットが出ない場合があります。「借り換えができるか」と「借り換えるメリットがあるか」は分けて考えることが大切です。

借り換えの審査は新規のときより厳しいですか?

借り換えでもあらためて審査が行われますが、新規借入より厳しいとは一概にいえません。

審査基準は金融機関によって異なり、年齢や収入、勤続年数、ほかの借入状況などが確認されます。また、仮審査に通っても、本審査で承認されるとは限りません。

転職直後やパート勤務でも借り換えできますか?

転職直後やパート勤務でも借り換えできる場合がありますが、条件は金融機関や商品によって異なります。

勤続年数や雇用形態、収入合算の取り扱いなども金融機関によって異なるため、希望する金融機関の申込条件を確認しましょう。

フラット35へ借り換えるメリットと注意点は?

全期間固定金利で返済額を見通しやすいことがメリットです。一方、諸費用を含めると総支払額が減らない場合もあります。

フラット35借換融資は全期間固定金利のため、将来の金利上昇によって返済額が増える心配がありません。返済額を確定させたい人には選択肢の1つです。

一方、借り換えには融資手数料や登記費用などがかかります。現在より金利が下がっても、諸費用を含めると総支払額が減るとは限らないため、借り換え前後で比較することが大切です。

フラット35借換融資は団信に加入しない場合でも利用できます。借入期間や加入する団信の種類などによって金利が異なるため、最新の条件はフラット35借換融資の公式サイトで確認してください。

診断だけして借り換えないのはアリですか?

診断後に、借り換えないと判断しても問題ありません。

私も診断後すぐには借り換えず、現在の銀行へ金利の引き下げを相談しました。診断結果を確認することで、現在の住宅ローンを見直すきっかけにもなります。

まとめ|私の後悔は「調べないまま放置したこと」

この記事では、住宅ローンを約4年間見直さなかった私の体験をもとに、借り換えでよくある失敗例や判断のポイントを解説しました。

私は0.9%の住宅ローンを約4年間見直さず、2025年12月にで診断したところ、「最大175万円減らせる」という結果が表示されました。

これは診断上の試算であり、確定した損失ではありません。それでも、もっと早く現在の条件を確認し、ほかの金融機関と比較しておけばよかったと感じています。

借り換えるかどうかは、条件を比較したうえで判断できます。まずは現在の金利や残高、残り期間を確認するところから始めてみてください。

むつごろー

本記事が、住宅ローンを見直すきっかけになればうれしいです!

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  • 約30の主要銀行を一括比較できる
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住宅ローン 借り換えの 失敗例

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