【2024年11月】積水ハウスが値上げ?費用を抑えて家を建てる方法も解説!
積水ハウスで家を建てようとしている人で、最近「積水ハウスが値上げしている」と聞きませんか?
実際、積水ハウスは少しずつ値上げしています。
こんなことを聞くと、
まだ家を建てない方がいいのかな?
と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
- 木造シャーウッド、鉄骨住宅はどのぐらい値上げされているの?
- 積水ハウスは今後も値上げしていくの?
そこで本記事では積水ハウスの値上げ状況について紹介します。
最初に結論を言うと、積水ハウスの値上げ状況(2024年10月現在)は以下のとおりです。
- 2021年6月から500万円~1,000万円前後値上げしている
- 今後の見通し:資材価格の高騰は落ち着いてきているが、すぐに値下がりすることはない
今後も値上がりが続くと、家をいつ建てればいいのか迷ってしまいますよね。
値上げの影響をなるべく小さくするためには、費用を抑えるポイントを知っておく必要があります。
費用を抑えて限られた予算の中で理想の家を建てましょう!
2024年11月の最新情報
- 大阪「うめきた」を彩るグランフロント大阪のクリスマス「GRAND WISH CHRISTMAS 2024~Infinity Lights~」開催
2024年11月7日(木)~12月25日(水)
:万華鏡の世界に入ったかのような高さ約10mのメインクリスマスツリー「Infinity Wish Tree」が登場!
<プロフィール>
✔ 積水ハウスで二世帯住宅を選択
✔ チーフアーキテクトと建てたマイホーム
✔ Webライターとして不動産記事を執筆
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積水ハウス木造シャーウッドの値上げについて
木造シャーウッドの値上げ状況について、以下の点から解説します。
順番に見ていきましょう。
シャーウッドの値上げは「ウッドショックによる木材価格の上昇」が影響
まずシャーウッドが値上げされている経緯は、新型コロナを発端にしたウッドショックの影響が大きいです。
2022年3月実施の経営計画説明会資料によると「ウッドショックなどの影響により2021年6月以降価格転嫁を実施」と記載されています。
この結果、鉄骨住宅:木造住宅の受注割合が7:3から8:2になり、木造シャーウッドの受注割合が下がった、とも発表されています。
このように、ウッドショックにより木材価格が上昇し、木造であるシャーウッドは値上げせざるを得なくなったのです。
では、シャーウッドの値上がり幅はどのくらいなのか見てみましょう。
2024年11月現在の値上がり幅は「500万円~1,000万円前後」
シャーウッドの2024年11月現在での値上がり幅は、500万円~1,000万円前後です。
積水ハウスの値上げは、ウッドショックの影響が出始めた2021年6月から2024年9月までの決算説明会要旨に記載してある「1棟あたり単価」の推移を見るとわかります。
上記の図を見ると、2021年6月には4,191万円だった1棟あたりの単価が、2023年9月には5,184万円に上がっています。
この単価は、積水ハウスの戸建て住宅全体を平均したものなので単純な比較は難しいですが、ウッドショックにより1,000万円近い値上げがおこなわれているのは確かです。
ただし、この値上げの中には「付加価値の提案」も含めたものといわれています。
2022年3月実施の経営計画説明会資料によると「1棟単価の上昇は、高付加価値の提案で伸びている」と記載されています。
つまり、単純に値上げするのではなく、付加価値を合わせることで納得してもらう狙いと考えられています。
実際、むつぴよ家を担当してくれた積水ハウスの営業さんからは、
ウッドショックの影響で500万円ぐらい値上がりはしています。
と言われているので、シャーウッドの2024年11月現在の値上がりは、500万円~1,000万円前後となります。
ウッドショックの影響は「昨年よりも落ち着いてきている」
ウッドショックによるシャーウッドの値上げは、昨年よりも落ち着いてきている状況です。
燃料費の高騰やロシアによるウクライナ侵攻の長期化による木材価格の高騰は、一定の収まりを見せてきています。
2023年度(第1四半期)の決算説明会資料でも、「資材価格は一部の部材で上昇が見られるが、昨年と比べれば、はるかに落ち着いている」と積水ハウス側から回答されています。
このことからも、木材価格の高騰は昨年よりも落ち着いてきていると考えられます。
資材価格の高騰が落ち着いてきているとなると、シャーウッドの値上げも落ち着く可能性が高いでしょう。
続いて、積水ハウス鉄骨住宅の値上げについて見ていきましょう。
積水ハウス鉄骨住宅の値上げについて
鉄骨住宅の値上げ状況について、以下の点から解説します。
順番に見ていきましょう。
鉄骨住宅の値上げは「鋼材価格の上昇」が影響
鉄骨住宅の値上げ要因は、鋼材価格の上昇が影響しています。
建物物価調査会のレポートによると、鋼材価格は2020年末から上昇を続け、2022年末時点でも高騰している状態です。
鋼材価格は2020年初めごろに新型コロナの影響で一時低迷しましたが、2020年末ごろから経済活動が再開するにつれ、鉄鋼需要が急回復したのが要因で急上昇しています。
鋼材価格の上昇傾向は、2023年に入っても続いているので、鉄骨住宅の値段は上がっていく予想です。
では、積水ハウス鉄骨住宅の値上がり幅はどのくらいなのか見てみましょう。
2024年11月現在の値上がり幅は「100万円前後」
積水ハウス鉄骨住宅の2024年11月現在での値上がり幅は、100万円前後です。
2022年9月実施の決算説明会資料によると、「鉄骨住宅は2022年の6月、8月と段階的に2%程度の値上げをおこなった」と記載されています。
これは先ほど説明した鋼材価格の上昇も影響していると考えられます。
2%の値上げというと、4,000万円で買えた鉄骨住宅が80万円値上げされているぐらいのイメージですね。
木造のシャーウッドほどではありませんが、鉄骨住宅も100万円前後の値上げがおこなわれています。
ウッドショックの影響も注意が必要
鋼材価格の上昇以外にも、ウッドショックの影響も注意が必要です。
鉄骨住宅とはいえ木材も使っているので、木材価格の上昇が収まらないと、鉄骨住宅の価格も徐々に上がっていくでしょう。
また、木材以外にも価格上昇の要因があります。
住宅メーカー大手の積水化学工業は、2023年1月から水道用ビニール管の15%値上げや住宅用接着剤の10%値上げを公表しています。
この原因は石油系原材料の高騰や継続的な円安によるものであることから、鉄骨住宅にも影響してくるでしょう。
いろいろな値上げ要因があるので、値上げの影響を受けないようにするために、費用を抑えるポイントも知っておきましょう。
では、積水ハウス以外のハウスメーカーの値上げ状況も確認しておきましょう。
各ハウスメーカーの値上げ状況と今後の住宅需要
積水ハウス以外のハウスメーカーの値上げ状況について、以下のポイントで解説します。
- 積水ハウス以外のハウスメーカーの値上げ状況
- 2024年の住宅需要は減少する予測
順番に見ていきましょう。
積水ハウス以外のハウスメーカーの値上げ状況
2024年11月現在のウッドショックによるハウスメーカー各社の値上げ状況は、以下のとおりです。
ハウスメーカー | 値上げ状況 | 値上げ幅 |
---|---|---|
積水ハウス | 値上げあり | 500万円~1,000万円前後 |
スウェーデンハウス | 値上げあり | 不明 |
ヘーベルハウス | 値上げあり | 不明 |
住友林業 | 値上げあり | 400万円前後の値上げ |
一条工務店 | 値上げあり | 不明 |
セキスイハイム | 値上げあり | 100万~200万 |
アイフルホーム | 値上げあり | 100万~200万 |
タマホーム | 値上げあり | 200万~300万 |
アイダ設計 | 値上げあり | 不明 |
傾向としては、各ハウスメーカーともに、ウッドショックに起因する値上げをおこなっている状況です。
2024年に入り資材価格の高騰が落ち着いてきているとはいえ、住宅価格の高騰はすぐには収まらないですね。
各ハウスメーカーの値上げ状況の詳細は、こちらの記事をご覧ください。
値上げの影響を受けないようにするために、費用を抑えるポイントは知っておきましょう。
2024年の住宅需要は減少する予測
ここ2、3年で急増した住宅需要ですが、2024年は減少する予測です。
建設経済研究所と経済調査会経済調査研究所の資料によると、住宅資材の高騰による建設コストの増加や住宅ローン金利の上昇に対する懸念から、2024年の住宅着工件数は2022年と比べて減少する予測を出しています。
この流れは長期的に見ると値上げ抑制の材料になります。
しかし、直近で家を建てる場合は、まだまだ値上げに対する備えをしておく必要があるでしょう。
では、値上げに対して私たちができることは何があるのでしょうか?
積水ハウスで費用を抑えて家を建てるには?
積水ハウスの値上げ落ち着いてきているとはいえ、シャーウッド、鉄骨住宅ともに現状は高騰しているです。
むつぴよ家の担当営業さんに聞いても「値上げする可能性はあっても、値下がりすることはないですね」と言われています。
私たちに値上げを止めることはできないので、家づくりの費用を抑えるには自分たちでできることをやるしかありません。
自分たちでできる費用を抑えるポイントは、以下の4つがあります。
順番に解説していきます。
値引きしてもらいやすい時期を狙う
自分たちでできること1つ目は「値引きしてもらいやすい時期を狙う」ことです。
ハウスメーカーで家を建てる場合、値引きが狙える時期があります。
値引きしてもらいやすい時期とは、決算時期の前です。
決算時期とは、「企業の業績を公開するタイミング」のことで、この決算の結果が営業マンの査定に影響してきます。
そのため、決算時期の前は営業マンが契約数を増やそうとして、値引きしてもらいやすくなります。
積水ハウスの場合、決算日は年4回あり、以下のような日程になっています。
- 本決算=1月末(3月上旬発表)
- 第1四半期決算=4月末(6月上旬発表)
- 第2四半期決算=7月末(9月上旬発表)
- 第3四半期決算=10月末(12月上旬発表)
その中でもとくに重要なのは、1月末の本決算と7月末の第2四半期決算だといわれています。
このことから、積水ハウスで値引きしてもらいやすい時期は1月と7月と言えます。
もしハウスメーカーを選ぶ時間に余裕があれば、このような値引きしてもらいやすい時期を狙うのも一つの手です。
キャンペーン割引を利用する
自分たちでできること2つ目は「キャンペーン割引を利用する」ことです。
大きく割引が狙えるのが、オプション割引です。
オプション割引とは、採用するオプションに対して一定の割合で割引してくれることをいいます。
たとえば、エコキュート設置の費用を積水ハウスが負担してくれたり、ダインコンクリートを採用すれば割引してくれたりします。
むつぴよ家は、ダインコンクリートの採用で約150万円ほど割引をしてもらいました。
キャンペーン割引は、担当の事業所によって違うこともあるので、どんな割引が使えるか営業さんに確認しながらオプションを決めていきましょう。
紹介制度を使う
自分たちでできること3つ目は「紹介制度を使う」ことです。
紹介制度とは、積水ハウスオーナーに営業さんを紹介してもらい契約する制度です。
この制度を利用した場合のメリットは、以下のとおりです。
- 建物価格の3~4%の割引を受けられる
- 紹介した人にも謝礼がある
- 優秀な営業さんがついてくれる確率が高くなる
このようなメリットがあるので、知り合いに積水ハウスオーナーがいれば使いたい制度です。
注意したいのは、紹介制度を利用するには担当の営業さんが決まる前に紹介してもらう必要がある点です。
積水ハウスの展示場に行ったり、資料請求したあとに打ち合わせをしたりして担当の営業さんがついてしまうと、紹介制度は使えないので注意しましょう。
詳しい積水ハウスの紹介制度は、こちらの記事で解説しているので、興味のある方は参考にしてください。
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でも、実際に相談するとなるといろいろと不安になりますよね。
ここではむつぴよ家が気になった点をまとめてみました。
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まとめ:住宅価格の高騰は続くので費用を抑えるポイントを知っておこう!
今回紹介したは積水ハウスの値上げ状況は、以下のとおりです。
- 2021年6月から500万円~1,000万円前後値上げしている
- 今後の見通し:資材価格の高騰は落ち着いてきているが、すぐ値下がりすることはない
今後も住宅価格が高騰している状況はすぐに変わらないので、自分たちでできる費用を抑えるポイントをよく確認しておきましょう。
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