【体験談】後悔しない二世帯住宅の間取りにするには?
二世帯住宅を検討する中で、「どんな間取りにするのがいいのか?」とお悩みの方はいませんか?
二世帯住宅の間取りって何に注意すればいいんだろう?
実際に住んでいる人の感想とか聞きたいな〜。
こんなお悩み解決します。
この記事で分かること
・二世帯住宅の間取りで注意する点
・実際に住んだ際の感想
<プロフィール>
✔ 積水ハウスで二世帯住宅を選択
✔ チーフアーキテクトと建てたマイホーム
✔ Webライターとして不動産記事を執筆
結論から言うと、リビング、水回り、玄関の位置に注意することで後悔しない間取りに近づけられます。
親または子と同じ家に住むので、通常の一戸建ての間取り以外にも考慮しておく点がいくつかあります。
むつぴよ家も最初は気にしていませんでしたが、設計士さんと話していく中で、二世帯に配慮した間取りにしていきました。
今回は、このような悩みに対してむつぴよ家の例を参考に、二世帯住宅の間取りで注意する点をご紹介していきます!
二世帯住宅の種類
間取りの説明をする前に、まず二世帯住宅の種類についてご紹介します。
二世帯住宅の種類は、どこまで共用部分にするかで大きく3種類に分けられます。
- 完全共用型
- 一部共用型
- 完全分離型
どの種類にするのがいいかは、家族の関係性、予算、土地など色々考慮することがあります。
「完全分離型」の中でも、1階、2階をどう分けるかで縦割りと横割りに分けられます。
親子でお互いに1階、2階を使う分け方を縦割り、1階、2階をワンフロアずつ使う分け方を横割りと呼びます。
それぞれメリット、デメリットがありますが、こちらも別記事で説明したいと思います。
むつごろー家は横割りを選びました。
もともとは平屋で縦割りを考えていましたが、土地の建ぺい率の都合で縦割りにすると制限が色々とでてしまったので、住みやすさを考えて横割りに落ち着きました。
これらを踏まえて、今回はむつごろー家の選んだタイプ「完全分離型」「横割り」をベースに、間取りを考える上での注意点をご紹介していきたいと思います!
間取りを考える上で後悔しないためには?
今回ご紹介する注意点は、下記3つになります。
- リビングの位置
- 水回りの位置
- 玄関の位置
リビングの位置
まず気にした方がいいのが、リビングの位置です。
横割りの場合
基本的には1階、2階で同じ位置に持ってくるのがいいでしょう。
もし1階のリビングの位置に2階の寝室など設定してしまうと、テレビの音や話し声が気になって眠れない可能性があります。
2階の床に防音のコンクリートを設定することもできますが、実際に住んでみないとどれだけ音や声が気になるかはわかりません。
むつぴよ家も床に防音対策を行いましたが、念の為リビングは1階と2階で同じ位置にしました。
また、親世帯と子世帯だと生活リズムも異なるので、できる限り同じ位置にリビングは設定することをおすすめします。
縦割りの場合
縦割りの場合も考え方は同じです。
壁を挟んで2世帯が住むことになるので、片方のリビングを真ん中側に配置する場合、もう片方の世帯の寝室を真ん中側に配置するのは避けましょう。
もしくは、廊下を真ん中に配置するのもいいでしょう。
基本的に廊下は通り抜けるだけの場所なので、生活音が気になることは少ないです。
水回りの位置
続いて気にするべき点は、水回りです。
ここで言う水回りとは、洗面所、洗濯機、風呂になります。
水回りは生活音の中でも大きい音が出やすく、お互いになるべく気にならない配置にすることが望ましいです。
そのため基本的な考えはリビングと同じで、横割りの場合は1階、2階で同じ配置、縦割りの場合はお互い近くに配置する or お互い離して配置するように考えると後々のトラブルを少なくできます。
特に、夜に洗濯機を回して夜中に除湿機を使って干す人は、よく水回りの間取りを考えたほうがいいと思います。
ただし、水回りの場合は配管の通し方などを考慮する必要があるので、設計士の方とよく相談しましょう。
玄関の位置
最後にご紹介するのは玄関の位置です。
「完全分離型」の2世帯住宅を考える場合、玄関も2つ必要になります。
横割りの場合、2階用の玄関+階段をどこに設定するかで、1階の間取りも影響を受けます。
基本的には、2階用の階段がある部分は1階の天井が低くなりますので、窮屈に感じてしまう可能性があります。
そこで、2階の玄関+階段近くには1階のパントリーなどの収納を設定するのがおすすめです。
これはむつぴよ家が設計士の方から教えて頂き採用した間取りです。
収納の場合、天井が低くても十分活用できますし、階段を上り下りする際の音も気にする必要はありません。
また横割りの場合にもう一つ注意しておくこととして、1階世帯で使える坪数は2階と同じではない、ということです。
1階部分には2階世帯分の玄関も設定する必要があるので、1階と2階で同じような間取りにしようとしても、1階の方が少ない坪数で間取りを考える必要があることを覚えておきましょう。
縦割りの場合は、そこまで気にしなくても間取りへの影響はありません。
イメージとしては、アパート2戸分が並んでいる状態なので、玄関を並べても離しても家の中の間取りは自由に設定できます。
実際に住んでみた感想
最後に、二世帯住宅を選んだむつぴよ家が実際に住んで感じたことをご紹介したいと思います。
むつぴよ家は完全分離型なので、あくまで完全分離型の感想として参考にして頂けると嬉しいです。
実際に住んでみた感想
- 間取りに注意すれば生活音はほとんど気にならない
- 完全分離型であればお互いの気配は感じない
- 生活費をどう分担するか相談しておくと良し
間取りに注意すれば生活音はほとんど気にならない
家の打ち合わせの際に、設計士の方から色々と助言してもらい注意して間取りを決めたので、生活音はほとんど気になっていません。
むつぴよ家の設計士は積水ハウスのチーフアーキテクトという資格を持っている方が担当してくれました。
詳しくはこちらの記事で紹介しているので、興味のある方はご覧ください。
正直、家の打ち合わせが始まるまでは二世帯住宅の間取りをそこまで気にしていませんでしたが、今になって注意しておいて良かったと感じています。
生活音は毎日聞くことになるので、ちょっとしたものでもストレスに感じることが多いと思います。
それを防ぐためには色々な人の意見を聞いて間取りを決めることが大事だと思います。
また、どんな間取りにするか決まっていない人は、一度「間取り作成」を依頼してみるとイメージが湧きやすいと思います。
むつぴよ家が実際に利用した「HOME4U家づくりのとびら」について記事を作成しましたので、興味のある人はこちらの記事を見ていただけると嬉しいです!
大手ハウスメーカーに対して、二世帯住宅の間取りプランを無料で依頼することができるので、家づくりの参考にしましょう!
完全分離型であればお互いの気配は感じない
完全分離型であれば顔を合わせることは基本ないので、近くで生活していてもお互いの気配を感じることはほとんどありません。
これが完全共有型や一部共有型の二世帯住宅だと、共有部分で顔を合わせる可能性があるので、気を使ってしまう場面があります。
むつぴよ家は二世帯住宅を考えたときに、お互い気を遣わせたくないという理由で完全分離型を選びました。
また気配を感じないからこそ、用事があって行き来するときはメールで一言連絡するようにしています。
近いからと言って急に来られると少しずつストレスが溜まってしまうかもしれません。
「親しき中にも礼儀あり」ということで、相手を思いやる気持ちが二世帯住宅で生活する上では大事だと思います。
生活費をどう分担するか相談しておくと良し
二世帯住宅でよく話しておいた方がいいのが生活費をどう分担するかです。
むつぴよ家は当初ざっくりとしか話してなかったのですが、実際住んでみると細かい支払いをどう分担するか、という項目がいくつも出てきました。
生活費の考え方については、こちらの記事で紹介していますので興味のある方はご覧ください。
お金の話しは中々話題にしづらいものですが、後々揉めないように家族であってもしっかり話し合って決めておきましょう。
まとめ:間取りをよく考えストレスなく暮らしましょう!
今回は、むつごろー家の間取りである「完全分離型」の2世帯住宅について、間取りを考える上での注意点をご紹介しました。
これが「完全共用型」や「一部共用型」の場合は、また別の悩みが出てくると思います。
そのため、二世帯住宅の間取りを考えるときに大事なのは、親子で生活スタイルや譲れない部分をよく話し合うこと、そして色々な二世帯住宅の事例を見学、確認することだと思います。
その中で自分たちに合った間取りを試行錯誤し、理想の家に近づけましょう!
二世帯住宅については、こちらの記事でも紹介していますので興味のある人は見てもらえると嬉しいです!
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